住宅購入でトクするのは年内?来年?
制改正要望、公庫概算要求まとまる
住宅ローン控除の期限や公庫融資の縮小など、そろそろ気になるのが
来年の税制や融資制度。
今買うのと来年まで待つのとではどっちがトクか、早めに考えておくに
越したことはない。
住宅ローン控除延長など、国土交通省が要求まとめる 国土交通省が来年度の税制改正要望と予算概算要求をまとめ、財務省に提出した。 中身が固まるのは年末だが、住宅税制や公庫融資の方向性を知る上で参考になる。
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住宅税制で特に注目されていた住宅ローン控除については、今年の年末で切れる適用期限を
延長したいという要望内容だ。
今の住宅ローン控除は控除期間10年で最大控除額500万円という大型減税だが、延長されないと
来年からは期間6年、最大控除額150万円の制度に縮小されてしまう。
要望が実現するかどうかは家を買う人にとって大問題だ。
延長期間について国土交通省では「少なくとも2年間」と要望しているが、財務省では1年のみ認める
という意見が根強く、今後の議論の行方が注目される。
住宅ローン控除に関しては対象となるリフォームローンの返済期間を緩和し、現行の10年より短くても
控除が使えるようにするという要望も盛り込まれた。
また、窓やサッシのリフォーム工事も対象に追加したい考えだ。
このほか、買い換えで損した人に対する譲渡損失の繰越控除についても、今年末までとなっている
適用期限の3年延長を要望。
さらに各種税金の軽減措置が受けられる中古住宅の築年数要件を5年延長したり、新築住宅に対する
固定資産税や不動産取得税の軽減措置を延長する案も盛り込んだ。
公庫の融資戸数は、今年度より2割縮小へ
一方、公庫融資については融資業務が縮小され、融資戸数が今年度より2割ほど減る見込みだ。
このところの低金利で公庫より民間ローンを選ぶ人が増えていたが、最近になって金利が上昇して
きたことで、長期固定金利の公庫の人気が回復してきている。
9月1日に締め切った今年度第2回募集では、前年同期比47.1%増の2万3086戸の申し込みがあった。
来年になってさらに金利が高くなった場合、公庫の融資枠が削られているとやや借りにくくなってしまう
かも。
だが、概算要求の中には「民間金融機関による融資選別への対応」が盛り込まれている。
何らかの理由で民間ローンが借りにくい人に対し、公庫の融資が受けやすくなる措置が取られることに
なりそうだ。
また、今年10月にスタートする証券化住宅ローンについては、来年度はさらに取り扱い戸数を増やす考え。
民間の住宅ローンを公庫が買取るタイプに加えて、来年度からは民間自身が住宅ローンの証券化を行う
ときに公庫が保証をつけるタイプもスタートさせるという。公的な保証がついた住宅ローンのメニューが
増えるということは、家を買う人にとってプラス材料といえるだろう。
税制と融資の要求内容を見る限り、住宅の買いやすさは来年もそれほど悪くはならないとみられる。
ただ、年末までの議論で改正内容が変更される可能性もあるので、今後の動向に注意が必要だ。
来年のほうが買いやすいと楽観できる材料は少ない? 国土交通省の要求どおり改正されたとしても、来年は今より大幅にトクできるというわけではなさそうだ。 住宅ローン金利が上昇してきていることを考えると、見通しはやや厳しめといえるだろう。 家を買いたい人は早めに行動を起こすべきかも知れない。
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